羽黒山随神門から石段を歩き、赤い欄干の秡川神橋を渡ってすぐの滝。
1654年に天宥別当が月山六から約8キロ水を引いて作ったそうです。
神仏分離令の時代までは不動滝と呼ばれていて、不動尊の祠があります。
詳しくは→https://www.tsuruokakanko.com/spot/1663
観光で訪れる人が多いので、トイレや駐車場には困りません。
羽黒山へ登る入り口「随神門」の鳥居
随神門から継子坂と呼ばれる石段を降りて行きます。
途中の八代にも案内板があるので由縁を知りつつ歩くのもいいです。
朱塗りの「祓川神橋」(はらいがわしんきょう)
この辺りまでは冬も比較的容易に長靴で来ることができます。過去に数回掛け替えをされているそうです。
橋の上から滝が見えます。
神橋の擬宝珠(ぎぼうしゅ)と祓川・須賀の滝。
祓川は月山を源とし流れる川で、この区域だけ、祓川(はらいがわ)と呼ばれています。
古の出羽三山に詣うでる人々がここで身を清めたのだそうです。
祓川を祠の方に渡る橋の手前に、注蓮掛(しめかけ)桜があります。
参詣の道者が肩にかける注連(細い紐で編んだもので「神域との結界」をあらわし、山に入る際の魔除けとしたものだそうです)を、
身を清める際に、ここに掛けたのだと聞きました。
注連縄のしめ方は、7本・5本・3本の縄を通してぶら下げる七五三掛で行われることから、
別名「七五三縄」とも呼ばれ、湯殿山に注蓮寺、七五三掛桜があるのも感慨深いですね。
須賀の滝。石の橋を渡ってお参りすることができます。「岩戸分神社」と「秡川神社」の祠があります。
過去には不動滝と呼ばれていたそうで、二つの社の間には不動尊像と梵天が祀られています。
夏にはほとんど水の流れが見られないことがあります。
石の端からの祓川清流。
ここからさらに先に進み、爺杉、国宝五重塔はすぐなのでぜひ足を伸ばしたいですね。