洞瀧山 總光寺

1384年に月庵良圓禅師が開山し、伊勢守佐藤正信公が創建したという曹洞宗の禅寺。
佐藤正信公の祖先、佐藤継信は源義経の身代わりに矢を受けた人物とのことで、住職さんにご案内いただいたお堂に平家物語を描いた絵画が飾ってありました。
開山から630年を超えた南北朝時代からの歴史あるお寺です。
江戸時代の初めに植樹され、歴代の住職の手によって、美しいきのこ形に整えられているという、約120本のきのこ杉が山門まで並び、山形県の指定天然記念物となっています。

独特の形に、そこを通ると必ず目を奪われます。樹齢は400年を超えているとのことです。

山門は1811年(江戸時代)に建立。こちらは酒田市の重要文化財に指定されています。

山門に案内があります。

山門内より

山門内には開基堂(創建者である佐藤正信公をはじめ一族を供養するお堂)があり、藤棚があります。紅葉もありました。

開山した月庵良圓禅師が持ち帰った桜が焼けてしまった後に、再び根から成長したとされる桜。

独特の匂いを放つ桜だそうです。

山門そばには銀杏の木もあり、秋に葉が落ちると一面銀杏の葉の絨毯になり、美しいと思います。

四季いつの時期も訪れてみたいなと思いました。

左は本堂、右が拝観受付入り口です。

拝観料や時間については下記HPをご覧下さい。

国指定名勝庭園『蓬莱園』

悠々と泳ぐ大きな鯉の姿も。

滝の音に時を忘れます。

春は桜、夏は金糸梅と睡蓮、秋は紅葉、いつ来ても美しい眺めが広がりそうです。(残念ながら冬季はお休みです)

写経、写仏を納める納経堂として、奥の院、峰の薬師堂があります。奉納料を納めるとこちらに安置されるとのこと。

お問い合わせ先

曹洞宗 洞瀧山 總光寺 Tel&FAX 0234-62-2170